米男子ツアーのザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイドが現地時間5日、オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGCで最終ラウンドの競技を終了。プレーオフの末にウィリアム・マクガート（米）がツアー初優勝。日本勢で唯一決勝に進出した岩田寛は、2アンダー70で回り、通算6アンダー46位タイに入った。

　58位タイから上位進出を目指した岩田は、前半17番まで全てパーセーブとして我慢のゴルフを展開。18番でようやくバーディを奪って1アンダーで折り返す。迎えた後半、3番でスコアを伸ばすと、5番、7番でもバーディを奪い、上がりの2ホール8番、9番でボギーを叩くものの、4バーディ、2ボギーの内容で大会を終えた。

　岩田は5月のウェルズファーゴ選手権まで3戦連続予選落ちを喫するなど調子を落としていたが、その翌週AT＆T バイロン・ネルソンで24位タイに入ると徐々に調子を取り取り戻す。今大会でも「パターはあまり変わらない」と控えめなコメントだったが、ピン横につける場面が多く見られ「悪いながらもアンダーパーで回れた」と切れのあるアイアンショットでチャンスを作った。「また来週になったら変わったりするので練習します」と次戦につながる4日間を締めた。

　36歳のマクガートは、1バーディ、ノーボギーの1アンダー71で通算15アンダーとし、2アンダー70で順位を上げたジョン・カラン（米）とのプレーオフへ。すると、2ホール目でカランがボギーを喫するなか、マクガートが冷静にパーに収めてプロ13年目で悲願のツアー初優勝を飾った。これで14年の松山英樹、15年のデビッド・リングマース（スウェーデン）に続き3年連続プレーオフでの決着で初優勝者が誕生となった。

　通算14アンダーの単独3位はダスティン・ジョンソン（米）。世界ランキング3位のローリー・マキロイ（北アイルランド）、首位タイでスタートしたマット・クーチャー（米）らは通算13アンダー4位タイとなった。また、同ランク1位のジェイソン・デイ（豪）は2オーバー74と崩れ、通算9アンダー27位タイに順位を落とし、同ランク2位のジョーダン・スピース（米）は通算3アンダー57位タイに終わっている。

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ザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイド放送予定

最終日　6月6日（月）　午後11：00?深夜0：00（ダイジェスト）

【放送予定】ザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイド

写真提供:Getty Images