【動画】松山、「悔しい」7位タイ終戦 J.デイが今季2度目の完全優勝で“第5のメジャー”制覇
2016年7月1日(金)午前11:33
- この記事のキーワード
米男子ツアーのザ・プレーヤーズチャンピオンシップ が現地時間15日、フロリダ州のTPCソーグラスで最終ラウンドの競技を終了。松山英樹は1オーバー73でラウンドし、通算9アンダー7位タイで大会を終えた。
トップを走るジェイソン・デイ(豪)を4打差で追う2位タイからでスタートした松山。序盤からバーディを奪ってプレッシャーをかけたいところだったが、1番パー4で3.5メートルのパーパットを外してボギーが先行。3番パー3ではティーショットをバンカーに入れると、2打目でもグリーンに乗せることができず。3オン、2パットのダブルボギーを喫し、6番パー4でバーディを奪ったものの、前半を2オーバーで折り返す。
バックナインでは、3ホールのパープレーが続いた後の13番パー3でティーショットを1メートルにつけてバーディを奪ったが、続く14番パー4ではグリーン右のバンカーからの3打目をオーバーし、4オン、1パットのボギーを喫した。終盤の16番に意地のバーディを返したものの、3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの内容でホールアウトとなり、今季2勝目とはならなかった。
「悔しいですね」と素直な気持ちを口にした松山。それでも「1日、良いショットと良いパットがかみ合えば、こういう位置でプレーできることが改めて分かった」と話した。その一方で「勝つためには、それを2日、3日と続けないといけない」とも語り「この位置でしか分からないこともある。緊張感の中でも崩れないものを身に着けたい」と今後の活躍に向けての課題を語っている。次戦は2年前にツアー初優勝を挙げたザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイドだが「この2週間、ショットが上手くいっているので、悪い日をどれだけ抑えるかが優勝争いの中でも変わってくる」と目標はツアー3勝目だ。
優勝は1アンダー71で回り、通算15アンダーまでスコアを伸ばしたデイ。後続に4打差つけてスタートすると、6番で2.5メートルのパーパットを外してボギーが先行。さらに9番パー5でもスコアを落とし、前半を2オーバーで折り返す。一時は2打差までリードが縮まりはしたものの、サンデーバックナインの10番パー4でこの日初めてのバーディをマーク。16番では難しい5メートルを読み切ってバーディパットを沈めると、16番パー5でもスコアを伸ばして逃げ切り。初日から首位を守り切っての完全優勝は今季2度目となり、“第5のメジャー"と呼ばれるビッグトーナメントを制した。
通算11アンダー単独2位には、ケビン・チャペル(米)。8バーディ、1ボギーの7アンダー「65」と大きくスコアを伸ばした今季1勝のジャスティン・トーマス(米)が、通算10アンダーでマット・クーチャー(米)、コルト・ノスト(米)、ケン・デューク(米)と並んで3位タイに入っている。一方、今大会初の日本人優勝を目指し最終組でスタートした松山英樹は1オーバー73とスコアを落とし、通算9アンダーでフランセスコ・モリナリ(伊)と同じ7位タイに終わっている。
世界ランキングNo.3のローリー・マキロイ(北アイルランド)は2アンダー70とスコアを伸ばし、通算7アンダーでアダム・スコット(豪)らと並び12位タイに。同10位のジャスティン・ローズ(英)は通算5アンダー19位タイとなっている。4アンダー68でラウンドしたダスティン・ジョンソン(米)は通算3アンダーでビリー・ホーシェル(米)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)らと28位タイ。バッバ・ワトソン(米)は通算イーブンパー43位タイとなっている。
【LIVE速報】ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ
【見逃し配信】2015-16ザ・プレーヤーズ チャンピオンシップ
【関連】松山、「67」で2位タイ急浮上! 世界王者J.デイと最終組対決へ
【関連】「ダンスフロアのよう」「ジキルとハイド」硬いグリーンに選手たちは…
【特設サイト】2015-16 PGAツアー
ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ 放送予定
最終日 5月16日(月) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
写真提供:Getty Images