【動画】松山、ショットに手応えの「69」で11位タイに食い込む J.ハーンがPO制して2勝目
2016年4月29日(金)午前11:15
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米男子ツアーのウェルズファーゴ チャンピオンシップが現地時間8日、ノースカロライナ州クエイルホロークラブで最終ラウンドの競技を終え、プレーオフの末にジェームス・ハーン(米)が優勝。3アンダー69で回った松山英樹は通算4アンダーの11位タイに入った。
8打差19位タイから出た松山は、1番ボギー発進からイーブンパーに戻して折り返すと、後半は12番で8メートル弱を沈めるなど、10番から3連続バーディを奪取。ベタピンにつけた14番でも1つ伸ばし、一時4アンダーと追い上げる。以降は16番ボギーで1つ後退したが、5バーディ、2ボギーで首位との差を5打に縮め、初日の101位タイ発進から大きく巻き返す結果となった。
競技後、松山は「ショットが大分良い感じに戻ってきているので、もう少しスコアを出せたかなと言う感じ。ショートゲームは今日も良くなかったので、攻めたいけど上手く攻められなかった」とこの日を総括しつつ、パッティングについては「もう入らないので。言い方悪いですけど、適当に打ったら入っちゃった。11番でまた入ってアレっと思って、12番で3つも続いてまぐれじゃないかもと思ったら続かなかった」と振り返っている。
トップ10入りこそ逃すも、2日目から順位を上げ続けてのフィニッシュ。翌週のザ・プレーヤーズチャンピオンシップに向けて決して悪くない結果だが、やはりプレーの課題が口をつき、改善を認めるアイアンショットに関しても「距離感がちょっと合ってない感じ。そこが合ってくれば」と話した。活躍が期待される“第5のメジャー"ではどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
ツアー通算2勝目を飾ったハーンは2打差3位タイからこの日をスタート。15番までに3つ伸ばして1打差トップで最終18番を迎えるも、このホールでボギーを喫してロベルト・カストロ(米)に並ばれる。すると最終組でプレーしたカストロは最終18番をパーとし、通算9アンダーに並んだ両者はプレーオフへ。1ホール目でクリークに落としたカストロがボギーを叩く一方、フェアウェイをとらえたハンはパーに収めて勝利をつかんでいる。
通算8アンダーの単独3位はジャスティン・ローズ(英)。前日トップのリッキー・ファウラー(米)は「74」とスコアを落とし、対照的に「66」と伸ばしたローリー・マキロイ(北アイルランド)、フィル・ミケルソン(米)らと通算7アンダー4位タイに並んで大会を終えた。2日目までトップを走っていたアンドリュー・ルーペ(米)も同じく4位タイとなっている。
【見逃し配信】2015-16ウェルズファーゴ チャンピオンシップ
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ウェルズファーゴ チャンピオンシップ 放送予定
最終日 5月9日(月) 午後11:00?深夜0:00(ダイジェスト)
写真提供:Getty Images