石川遼、快心のティーショットで5バーディ奪取「ボール1個を針の穴に通す感覚」
2016年11月5日(土)午後3:40
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埼玉県の狭山ゴルフクラブで開催されている「日本オープンゴルフ選手権」。これぞナショナルオープンと言えるタフなコースセッティングに多くの選手が苦しめられた。
予選ラウンドを終えて、トップは李京勲、H・W・リューの2アンダー、カットラインは8オーバーとなった。
アダム・スコット、松山英樹らとのペアリングで多くのギャラリーを引き連れた石川遼。初日はノーバーディ、5オーバーだった石川は2日目に5バーディを奪い「67」をマーク。首位と4打差の14位タイに浮上し決勝ラウンドへ進出。
8月の「KBCオーガスタ」優勝を含め、ここ3試合は全て優勝争いに絡みトップ3に入る活躍を見せている石川。11月に開催されるゴルフW杯への出場を決めたことが好調を後押ししているという。
「英樹からW杯に出ようって誘ってもらったけど、怪我で半年間ツアーに出場していなくて不安もあったし、俺で良いのかなって悩みました。それでもやるしかない!と思って決心しました。(W杯出場が決まって)これで自分が日本ツアーでぜんぜんダメだったら、W杯は大丈夫なのか?ってなるし、死に物狂いでやるしかないと思ったら、KBCオーガスタで優勝できて、今までの自分は本当に甘かったなと感じました。」
(11月放送杉ちゃんが行く!?松山英樹・石川遼ゴルフワールドカップSP?より)
8月以降出場した国内ツアーでは好調の石川だが、「自分の中では最低限のライン、決して良いプレーではない。」と厳しい自己評価。「もっとドライバーの精度を高める必要がある。KBCオーガスタの時が一番振れていたけど、試合を続けるにつれて思い切りがなくなっていた。日本オープンではもう一度思い切ってプレーしたい。」と話していた石川。
日本オープン2日目の後半では5番、6番と連続ボギーで苦しい展開の中、迎えた7番パー4で快心のティーショットを放つ。
「連続ボギーの後の7番のティーショットは大事だった。狙いところがボール1個分しかないくらい狭いホールで。アダムも良いショットなのに、バウンドしてラフに。少しでもずれるとペナルティになってしまうホールでフェアウェイに打つことができたことで悪い流れを断ち切った。」とこのホールを含め7番、8番で連続バーディを奪った。
「ボギーがあって、このスコアはアグレッシブなゴルフが出来ている証拠」と振り返った石川。来週はPGAツアー「CIMBクラシック」に出場予定。
米ツアーへの復帰、そして11月のW杯へ向けて、日本オープンで弾みをつけたいところ。決勝ラウンドに向けては「英樹は最終日、上位にいると思うし、自分も頑張って大会を盛り上げたい。スコアが詰まっているので粘ってくらいついていきたい。」と上位進出を狙う。
杉ちゃんが行く!松山英樹・石川遼 ゴルフワールドカップSP
“杉ちゃん"こと、ツアープロキャディ杉澤伸章氏がMCを務める「杉ちゃんが行く!」。今回は「ゴルフ ワールドカップ」に出場する松山英樹と石川遼の2人に突撃!
11月03日(木)19:00 - 20:00(再放送・見逃し配信あり)