比嘉チャージならず後退 W宮里は足踏み
2013年10月12日(土)午後5:32
前日バースデーチャージで上位を賑わした比嘉真美子だったが、ムービングデーにスコアを伸ばすことは出来なかった。
米女子ツアーのアジアシリーズ第2戦 サイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は現地時間12日、第3ラウンドの競技を終了。途中雷雨による中断を挟むな ど集中力を保つのが難しい状況の中、6位タイからスタートした比嘉は出だしの1番で幸先良くバーディを奪い優勝戦線に加わるかに思われた。ところが2番 パー4でショットを曲げ痛恨のトリプルボギー。前日まで「キレが良い」と語っていたショートアイアンの精度も今ひとつ。我慢のゴルフを強いられ、2バー ディ、3ボギー、1トリプルボギーの75にとどまり、通算4アンダー22位タイに後退した。
「優勝とか順位とかは気にしていない」と言う比嘉だが、さすがに3日目ともなると緊張感が増したのか、思うようなゴルフをさせてもらえなかった。しかしまだ勝負がついたわけではない。最終日は米ツアーの強豪と比べても遜色のない長打力を生かして再浮上を狙いたい。
その他の日本勢も波に乗れず4バーディ、4ボギーのイーブンパー71で回った宮里藍が通算2アンダー31位タイ。ここ数週間「ショットもパットもフィーリ ングが凄く良い」と言い続けながら噛み合ずに上位争いから遠ざかっているが、17番、18番の上がり2連続バーディは明日につながると思いたい。
だが前週2度目の日本女子オープン優勝を飾り勢いがあるはずの宮里美香は得意のショットが決まらず、1バーディ、3ボギーの2オーバー73。通算1オーバーは前日の39位タイから43位タイに順位を下げ、有村智恵も通算11オーバー66位の下位に低迷している。
上位はおよそ2年ぶりツアー通算2勝目を狙うレクシー・トンプソン(米)が5アンダー66とスコアを伸ばし、通算17アンダーで単独トップに浮上。初日か ら首位を走ったイルヒー・リー(韓)が3打差の単独2位に後退し、アジアシリーズ初戦に地元優勝を飾ったフォン・シャンシャン(中)が通算11アンダーで スーザン・ピーターセン(ノルウェー)と並ぶ3位タイと2週連続Vが狙えるポジションをキープした。
またこの日6アンダー65の猛チャージを見せたアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)が、通算9アンダーで前日の29位タイから一気に5位タイへ急浮上している。