逆転目指す松山に心強いデータ 今季も最終日にドラマが…?!
2016年1月16日(土)午後3:30
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アリゾナ州TPCスコッツデールで開催中の米男子ツアー、ウェイストマネジメント フェニックスオープン。3日目を終えてトップに立ったのはダニー・リー。そこから3打と決して遠くない距離に松山英樹、リッキー・ファウラーの実力者2人が続き、大会3勝のフィル・ミケルソンも5打差につけている。これまで多くのドラマを生んだ同大会最終日には、まだまだ波乱が起きそうな気配だ。
そんな予感は過去6年間の優勝者を見るとより一層大きくなる。逃げ切りで勝利をつかんだのは2013年のミケルソンだけで、残りの選手たちは全員が逆転優勝を果たしているのだ。昨季覇者ブルックス・ケプカは3打差、2012年のカイル・スタンレーは8打差をひっくり返しているだけに、今季は松山が…という期待も膨らむ。
そんな熱戦必至の最終日を米国Golf Channel解説陣はどのように見ているのか。ご意見番のブランデル・シャンブリーとアーロン・オバーホルザーの2人が興味深い見方を示してくれた。
……明日の優勝争いの行方はまったく予想がつきませんね?
ブランデル・シャンブリー
「先ほどのデータによれば追う側が有利なのが分かりますし、コースの難度も過小評価されています。見た目ほど簡単ではなく、明日はグリーンもさらに固くなるでしょう。グリーンの傾斜は微妙ですが、複雑です。正確にいい位置に運べないと、追われる立場はプレッシャーを受けます」
アーロン・オバーホルザー
「(ザ・プレーヤーズ チャンピオンシップを勝利したファウラーについて)確かにあの時も終盤の15番から18番にかけて驚異的な追い上げを見せました。TPCスコッツデールでも勝負の鍵を握っているのは15番から18番にかけての上がり4ホールです。それは過去の優勝者たちのスコアを見れば分かります」
逃げ切りを狙うリーは米ツアーで最終日をトップで迎えるのが初めて。逆転優勝が代名詞とも言えるファウラーはもちろん、昨季に1打差で歓喜を逃した松山にも勝利の可能性は十二分に残されている。最終18ホールはメイクドラマに最も近い2人から目が離せそうにない。
ゴルフセントラル 2月7日号より
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写真提供:Getty Images