金庚泰が逃げ切りで今季4勝目! 1億円の大台突破で5年ぶりの賞金王に向けて独走態勢に
2016年11月15日(火)午後6:00
国内男子ツアーとアジアンツアーの共同主管で開催されるアジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフが27日、茨城県の大利根カントリークラブ 西コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。金庚泰(韓)が2アンダー68でラウンドし、通算9アンダーで今季4勝目を挙げた。
後続に2打差の単独首位から出た金は、立ち上がりの3番でバーディを奪うと、前半の残りホールはスコアカード通りのプレーとなり1アンダーでサンデーバックナインへ。11番でボギーを叩きはしたものの、13番パー3でこの日2つ目のバーディを奪うと「簡単には勝てなかった」と話しながらも危なげないプレーぶりで2位以下に3打差をつけて逃げ切った。
優勝賞金3,000万円を手にして、今季の獲得賞金は1億996万円と大台を突破。現在、来季米ツアーの出場権獲得にために米国で戦っている2位の岩田寛に5,000万円近い差をつけて、2010年以来5年ぶりとなる賞金王へ独走態勢に入っている。また、賞金ランキングでは、今大会で通算6アンダーの2位タイに入った池田勇太が4,914万円で3位に浮上。金が「後半戦も大きな戦いがある」と話したように、今後は高額賞金の大会が続くため逆転賞金王の可能性は十分にあるだろう。
通算5アンダー単独4位には、5アンダー65でラウンドした松村道央が入っている。通算4アンダー5位タイに高山忠洋と稲森佑貴、トップと6打差の7位タイには片山晋呉、谷原秀人、片岡大育、小平智が並んでいる。
2週連続優勝を狙ってトップと5打差の8位タイから出た石川遼は、前半だけで2つのダブルボギーを喫するなど、1バーディ、4ボギー、2ダブルボギーの7オーバー77と大崩れ。通算5オーバーまでスコアを落とし、52位タイに沈んでいる。