米入れ替え戦は最後の戦いへ 岩田、ファイナルズランク11位から上位進出なるか
2015年10月10日(土)午後4:00
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米男子ツアーとウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)の入れ替え戦、<最終戦>ウェブドットコムツアーチャンピオンシップが現地時間1日、フロリダ州TPCソーグラス(ダイズバレーコース)で開幕。岩田寛がさらなる賞金の上積みを狙う。
ファイナルズ初戦で4位タイに入り、賞金4万4,000ドル(約530万円)獲得で来季のツアーカードをほぼ手中に収めた岩田。第2戦を予選落ちで終えた後、前週の第3戦で44位タイとなったことでファイナルズでの賞金ランキングは現在11位(ファイナルズ開幕前に出場権を獲得した選手を除く)と、来季出場権を獲得できる上位25人にしっかり食い込んでいる。
現在、来季のフルメンバーカードと全米プロゴルフ選手権の出場権が与えられる同ランク1位との差は約16万7,000ドル(約2,000万円)。今週の優勝で18万ドル(約2,150万円)を加えたとしても上位陣が結果を残せば1位には届かない状況だ。それでも、来季出場の優先度を少しでも上げるため、最終戦では上位フィニッシュでさらに賞金を積み重ねたい。
また、アーノルド・パーマーの孫として知られるサム・サウンダース(米)や2009年の全米オープン覇者でPGAツアー3勝のルーカス・グローバー(米)もそれぞれ同ランク12位、15位からの上位進出を目指して最終戦に参戦。なお、同10位のアニルバン・ラヒリ(インド)は前週に引き続いての欠場が決まっている。
一方、同25位のジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)や同26位ビリー・ハーレーIII(米)ら当落線上の選手は今大会がまさに正念場となる。ヴェガスはルーキーイヤーの2011年に上位ツアー初勝利を挙げた実力者だが、ここまで第3戦の12位タイが最高と思い通りの結果を残せていない。そのほか、同ランク33位でPGAツアー1勝のロバート・ギャリガス(米)も最終戦に背水の陣で臨む選手の1人だ。
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下部ツアー、ウェブドットコムツアーの最終戦。フェデックスカップポイントで125位以下と、ウェブドットコムツアー賞金ランク75位以内の選手で争われるツアーファイナル4戦の最終戦。今年ブレークを果たしたチェッソン・ハドリーや、ジャスティン・トーマスらは、それぞれこの入れ替え戦を勝ち抜いてPGAツアーを戦っている。Qスクールから直接PGAツアーに上がる方法がなくなった今、ウェブドットコムツアーは若いタレントの登竜門だ!