プレーオフシリーズ初戦に挑む松山 アイアンは「フィーリングが合っていない部分がたくさんある」ものの「優勝を目指してやっていきたい」
2016年1月11日(月)午後2:40
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米男子ツアーのザ バークレイズ PLAY OFF第1戦が現地時間27日、ニュージャージー州のプレインフィールドCCを舞台に開幕。年間王者に与えられる特別ボーナス1,000万ドル(約11億900万円)をかけた戦いの火ぶたが切られる。
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レギュラーシーズン終了時点でのフェデックスカップ・ポイントランキング上位125名で争われる今大会。松山英樹は前週のウィンダム選手権を予選落ちとなっていたが、“想定外"だった休日を「ゆっくりと」過ごしたようで「1つでも良いものが見つかるように一生懸命やっている。試合に入っていく中で不安を1つでも除いていけるように練習していきたい」と語った。しかし、ここ最近の不調の大きな原因となっているアイアンについては「試合になってみないとわからないが、当たった感触がまっすぐ飛んだ時も良くない時があるので、フィーリングが合っていない部分がたくさんある」とまだ復調の手ごたえをつかめずにいるようだ。
今回の舞台となるプレインフィールドCCの印象を聞かれると「ブラインドのホールが多くて、ラフも深いのでティーショットをフェアウェイに置きたい」と攻略の糸口を明かした。「グリーンの傾斜がきついので、ラフからだとグリーンに乗せることができてもバーディチャンスにつけるのは難しい。深いところにいけばレイアップもしないといけなくなる」とラフに警戒感を示したが「(グリーンの)スピードはそんなに早くっていないし、早くなっても対応できるレベル。自分のフィーリングを出していけるように頑張りたい」と話した。
現在、同ランキングで20位につける松山は、初の年間王者を目指すことにできるポジションにいる。今季は何度も優勝争いを演じながらもトロフィには手が届かず、全英オープン以降は疲労もあってか調子を落としているが、プレーオフのポイントはレギュラーシーズンの4倍。優勝者には2,000ポイントが与えられるため、昨季年間王者のビリー・ホーシェル(米)のような逆転劇を松山が起こす可能性は十分にある。本人は「最近上位に行けていないし、年間王者も取りたいが、まだそういうレベルにない」と年間王者に関してはあまり考えていないようだが「少しでもチャンスを多くしていけるように練習していきたい。優勝を目指して最初から最後までやっていきたい」と意気込みを述べた。
一方、前週のウィンダム選手権で31位タイに入り、滑り込みでプレーオフシリーズ出場を決めた石川は、第2戦のドイツ銀行選手権に出場するためには何としてでも上位に進出したいところ。現在石川のフェデックスカップ・ポイントランキングは124位となっているが、同大会に出場できるのは同ランキングの上位100名のみとなっている。初日から好スコアをマークし、第2戦へとコマを進めることができるだろうか。
優勝争いの中心は、やはり世界ランキングとフェデックスカップ・ポイントランキングでNo.1につけるジョーダン・スピース(米)だろう。今季4勝(メジャー2勝)と最高のシーズンを送っているスピース。フェデックスカップ・ポイントランキング2位のジェイソン・デイ(豪)とは1,710ポイント差があるため、今季21試合のうち14試合でトップ10、ここ6試合のうち4位タイ以上が5試合と数字が証明する抜群の安定感を残り4試合でも発揮することが出来れば、初の年間王者のタイトル獲得にも大きく近づくだろう。予選ラウンドではデイ、バッバ・ワトソン(米)との豪華ペアリングが決定しており、一番の注目を集めることは間違いない。
先日、靭帯断裂から復帰したばかりのローリー・マキロイ(北アイルランド)は大事をとって欠場するものの、ここ5試合で3度のトップ5入りを果たしているジャスティン・ローズ(英)、3試合連続で6位タイ以上に入っているブルックス・ケプカ(米)、ダスティン・ジョンソン(米)も出場するなど激戦となることは間違いない。まず、プレーオフで先手を掴むのは一体誰だ?!
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フェデックスカッププレーオフ初戦。今週からは、前週までのフェデックスカップポイント上位125位までの選手が出場を許される。今年の舞台は2011年の同大会ホスト、プレインフィールドCCだ。昨年大会は、最終日7バーディーを奪い、混戦を抜け出したハンター・メイハンが優勝。ツアー通算6勝目を挙げた。プレーオフでは、レギュラーシーズンの4倍のポイントを奪い合いとなるだけに、下位からでも一気に形勢逆転が可能だ。昨シーズンは最終戦まで駒を進めた松山英樹。今年もポイントレースで上位を進んでいるだけに、本プレーオフシリーズでの戦いにも期待が高まる。
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