岩田、初日の出遅れから一転 「64」の猛チャージで5位タイに浮上! 「松山の活躍は刺激になる」
2015年7月23日(木)午後7:00
米男子ツアーとweb.comツアー(下部ツアー)の入れ替え戦である“web.comツアー・最終シリーズ"<第1戦>ホテルフィットネスチャンピオンシップが、現地時間11日にインディアナ州のシカモア・ヒルズGCを舞台に開幕し、第2ラウンドの競技を終了。岩田寛が8アンダー64と大きくスコアを伸ばし、通算7アンダー5位タイに浮上した。
初日は1オーバー73の85位タイと出遅れていた岩田だが、アウトスタートとなったこの日は1番でボギーを叩くも、直後の2番ですぐさま取り返すと、前半のうちに2つスコアを伸ばす。するとバックナインに入り猛チャージ。10番から4連続バーディをマークすると、15番からは連続バーディを奪い、9バーディ、1ボギーで会心のラウンドとなった。
今大会の出場者のなかでは、世界ランキングで2番目(84位)に位置する岩田。8月の全米プロゴルフ選手権でも「63」を叩きだしたことは記憶に新しいが、再びビッグスコア出してみせた。スタッツでは、初日からパーオン率(50%)は下げたものの、フェアウェイキープ率は85.71%と大きく改善。特に10番、11番は2ホール連続でバンカーからのチップインバーディを決めた。米男子ツアーの公式サイトでは松山英樹と同じ大学出身であることも紹介されており「松山や彼のキャディの活躍は良い刺激になる」とコメントしている。
単独首位でトーナメントを折り返したのは、今季下部ツアー賞金ランキング12位のジェイミー・ラブマーク(米)。6アンダー66で回り、通算11アンダーまでスコアを伸ばした。トップと1打差の単独2位には世界ランキング40位のアニルバン・ラヒリ(インド)、通算9アンダーの3位タイにはブラッド・フリッチェ(カナダ)とドンファン(韓)が並んでいる。
2009年の全米オープン覇者でレギュラーツアー3勝のルーカス・グローバー(米)は通算4アンダーで、アーノルド・パーマーの孫として知られるサム・サウンダース(米)らと同じ29位タイに後退。レギュラーツアー通算9勝のスチュアート・アップルビー(豪)は、通算1オーバーで予選落ちとなっている。
「<第1戦>ホテルフィットネスチャンピオンシップ」は全ラウンド生中継!スマホ・PC・タブレットでも視聴可能!
PGAツアーの下部ツアーであるweb.comツアー。今大会はその最終シリーズ(合計4試合開催)の初戦だ。同ツアー2月から8月までのシーズンで賞金ランク上位75名と、PGAツアー126位?200位までの75選手、合計150名が出場し、4試合の合計賞金ランク上位25名(web.comツアーメンバーの賞金ランキング上位25名を除く)が翌年のPGAツアーのシード権を獲得するサバイバルマッチといえる。