A.ジュタヌガーンが3戦連続Vに王手 さくらは25位タイ浮上
2016年5月29日(日)午前9:05
米女子ツアーの新規大会、LPGAボルヴィック選手権が現地時間28日、ミシガン州トラビス・ポアントCCで第3ラウンドの競技を終え、前日トップのアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が1オーバー73とスコアを落としながらも通算10アンダーで首位をキープ。ツアー3年ぶりの3戦連続Vに王手をかけた。
速さと硬さを増したグリーンに各選手が苦しんだ3日目。ここまで2戦連続勝利と波に乗るジュタヌガーンは、前半3番で今週初のボギーを叩くと、続く4番でもスコアを落とすなどフロントナインで3オーバー。それでも後半、イーブンパーで迎えた18番パー5で飛距離を生かしてイーグルを奪い、土壇場で後続と1打差のトップまで持ち直した。2013年のインビー・パーク(韓)以来となる3戦連続勝利へ、最終18ホールで逃げ切りとなるか。
日本勢は横峯さくらが通算2アンダー25位タイに順位を上げて最終日へ。2日目の「75」で45位タイまで後退していたものの、この日は前後半1つずつ伸ばす3バーディ、1ボギーの内容でトップとは8打差となっている。一方、27位タイから出た上原彩子は6番でイーグルを奪うも後が続かず、1イーグル、5ボギーの3オーバー75で通算1オーバー50位タイに後退している。
トップのジュタヌガーンを1打差で追うのは、クリスティーナ・キム(米)とジェシカ・コルダ(米)の2人。通算7アンダーの4位タイにキム・ヒョージュ(韓)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が続く。そのほか、世界女王のリディア・コ(ニュージーランド)と同No.3のレクシー・トンプソン(米)は通算2アンダーで横峯らとともに25位タイに並んでいる。