米女子ツアーのISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンは現地時間17日、オーストラリアのロイヤル・アデレードGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。ルーキーの畑岡奈紗が5アンダー68でラウンドし、通算4アンダー20位タイに浮上した。

　初日「74」の81位タイ発進となった畑岡だったが、インスタートのこの日は11番でバーディが先行。さらに17番パー5では2オンに成功し、イーグルをマークするなど前半を4アンダーで折り返す。さらに後半でも3番から連続バーディを記録するなど1つスコアを伸ばして、1イーグル、5バーディ、2ボギーの内容でホールアウト。米女子ツアーで初の予選突破を果たすとともに、日本人最上位に躍り出た。

　また、ディフェンディング・チャンピオンの野村敏京も6バーディ、2ボギーの4アンダー69でラウンドし、通算2アンダー39位タイに浮上。41位タイから出た横峯さくらはイーブンパー73とスコアを伸ばすことはできなかったが、通算1アンダー47位タイで決勝ラウンドにコマを進めている。一方、松森彩夏は2アンダー71とスコアを伸ばすも通算1オーバー76位タイとカットラインに1打及ばず。上原彩子は通算2オーバー88位タイで予選落ちとなっている。

　リーダーボードのトップは、通算9アンダーまでスコアを伸ばしたサラ・ジェーン・スミス（豪）。ノーボギーの6アンダー「67」を叩きだし、ツアー初優勝へ好位置につけた。トップと1打差の2位タイにはキャロライン・ヘドバル（スウェーデン）ら。2014年以来の優勝を狙うミッシェル・ウィー（米）は通算5アンダー13位タイにつけている。

　ロレックスランキング（女子世界ランキング）2位のアリヤ・ジュタヌガーン（タイ）は、連日の1アンダー「72」で通算2アンダー39位タイ。世界女王のリディア・コ（ニュージーランド）は2オーバー75、ブルック・ヘンダーソン（カナダ）は4オーバー77と崩れ、ともに通算イーブンパー64位タイに後退している。