野村は13位タイで最終日へ ジャンが今季2勝目へ1打差トップに
2016年3月5日(土)午後5:03
米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズが現地時間5日、シンガポールのセントーサGC ザ・セラポンCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。通算12アンダーに伸ばしたハナ・ジャン(韓)が今季2勝目に王手をかける中、1アンダー71で回った野村敏京は6打差13位タイで最終日を迎えることとなった。
前日に「68」をマークして9位タイで大会を折り返した野村。前半3番でボギー先行となったこの日は、7番バーディで持ち直すもパーパットがカップに嫌われた9番で1オーバーに後退し後半へ。以降は14番までパープレーでの我慢が続くも、15番の2打目をピンそばに寄せて1つ伸ばすと、直後の16番では鮮やかなチップインバーディで連続バーディとし、3バーディ、2ボギーのラウンドで上位に食い下がっている。
その他の日本勢は、31位タイから出た宮里美香は4バーディ、2ボギーの2アンダー70で通算3アンダー25位タイに浮上。また、横峯さくらはボギーフリーの「68」で通算1アンダー36位タイに、通算5オーバーに1つ伸ばした宮里藍は51位タイにそれぞれ順位を上げている。
前日トップタイからスタートしたジャンは、4バーディ、ノーボギーの「68」で単独トップに。開幕からすでに1勝を挙げ、4戦続けてトップ11に入っている好調の23歳は、2位ポーナノン・パットラム(タイ)に1打差をつけて最終日逃げ切りを狙う。以下、通算10アンダー3位タイにエイミー・ヤンとイ・ミリム(ともに韓)。通算8アンダー5位タイにステイシー・ルイス(米)、チェ・ナヨン(韓)ら強豪が名を連ねた。
そのほか、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のリディア・コ(ニュージーランド)は「67」と伸ばして通算4アンダー20位タイ。昨季覇者で同No.2のインビー・パーク(韓)は通算イーブンパー38位タイとなった。