全米女子OPで注目を集めた11歳ルーシー・リー
2014年6月24日(火)午後0:49
元祖・天才少女ミッシェル・ウィー(米)のメジャー初優勝に沸いた第69回 全米女子オープン(ノースカロライナ州パインハーストNo.2)だったが、その一方で大きな注目を集めたのが、史上最年少の11歳でセクショナル・クォリファイ(最終予選)を突破し、本戦に挑んだアマチュアのルーシー・リー(米)だった。
身長158センチの小さな体でフルスイングし、お姉さんたちに負けじとプレーしたが、残念ながら78-78の通算16オーバーで予選落ち。それでも、近ごろは当たり前のようにトップアマにはメーカーがクラブを支給している状況の中、自分(もちろん保護者だが)で買ったクラブを手に一生懸命戦う姿が感動を呼んだ。
もちろんシャフトは全く違うが、全米オープンで優勝したマーティン・カイマー(独)と同じテーラーメイドのツアープリファードMC(マッスルキャビティ)ヘッドのアイアンを使用し、毎年8か月間はパインハーストでキャディをしているブライアン・ブッシュ氏がバッグを担ぐ。
リーの父親は株のトレーダーで、家族は香港から米カリフォルニア州に移住しており、ゴルフを始めたのは7歳の時。今年のマスターズ直前に行われたゴルフの底辺拡大プログラム ファースト・ティーの一環である「ドライブ、チップ・アンド・パット選手権」では女子10?11歳の部で優勝している。その技は抜群で今後が楽しみだ。何よりも良いのは、妙に大人びておらず、全米女子オープンにも「何かを学びたい」と目を輝かせて挑んだ素直さだ。プロになるかならないかはさておき、すくすくと育つことを見守りたい。