全英行きをかけた熾烈な争い、出場権5枠に入るのは!?大会初日は成田が首位発進
2015年6月11日(木)午後6:27
(写真提供:Getty Images)
11日に兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部を舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終えた国内女子ツアーの今季第15戦、サントリーレディスオープンゴルフトーナメント。ホステスプロとして主戦場のアメリカからスポット参戦している宮里藍は、第1ラウンドを3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回って26位タイにつけた。
インスタートの藍はこの日、テレサ・ルー(台)、アマチュアのハナ・グリーン(豪)と同組でティーオフ。出だしの10番でボギーと叩くと、12番バーディの後、14番でもスコアを落として1オーバーでハーフターンする。しかし後半に入るとギアチェンジ。グリーンが広い486ヤードの1番パー5でバーディを奪取し、続く2番パー4もバーディとして1アンダーまで盛り返す。残り7ホールはスコアを伸ばすことができなかったものの、しっかりとパープレーで凌いで、2013年大会覇者の森田理香子、金田久美子、全美貞(韓)、申ジエ(韓)、吉田弓美子らとともにまずまずの位置を確保した。
「今年は25回という記念大会ということもあり出場を決めた。今の等身大のプレーがしっかり出来るように頑張りたい」と語る藍。2004年の第14回大会を制しているが、今年もホステスプロとして結果を残すことができるか注目したい。
一方、今週は全英リコー女子オープン(現地時間7月30日?8月2日/スコットランド、トランプ・ターンベリー・リゾート)の出場権をかけての争いにも注目が集まる。今大会終了時点での賞金ランキング上位5選手にビッグトーナメントへの切符が与えられる。
現時点では、同ランクで首位を走るイ・ボミ(韓)をはじめ、ルー、菊地絵理香、上田桃子、申と続いているが、昨年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを制したルーと同大会を2008年、12年に制している申は既に出場権を手にしているため、5位以内に残れば6位以下の選手が繰り上げ出場となる。現在同ランク6位の藤田光里、約40万円差の7位渡邉彩香など当落線上の選手は、熾烈な争いとなりそうだ。
そのなかでトーナメントリーダーは、ビッグトーナメントの出場を狙う成田美寿々(同ランク14位)。前半の11番から圧巻の5連続バーディでリーダーボードを浮上すると、その後も4つバーディを奪ってノーボギーの9アンダー63を叩きだした。3打差の単独2位にディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ(韓)。4アンダー68の5位タイにイ・ボミ、藤田、堀琴音、原江里菜、酒井美紀らが続いている。
その他、上田が2アンダー70で斉藤愛璃、飯島茜と並ぶ16位タイ。アマチュアの勝みなみ(鹿児島高2年)は2オーバー74と乱れ、72位タイと出遅れた。
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