国内女子
注目選手振り返りと展望 ?森田理香子?
2014年12月30日(火)午後0:33
昨シーズン、23歳で賞金女王となった森田理香子にとって、今季は悔しい思いの連続だったに違いない。
開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントは首位と2打差の2位タイ、そして開幕3戦目となったTポイントレディス ゴルフトーナメントでは、後続に4打差の圧勝と出だしこそは順調のように思えた。
しかし、スタジオアリス女子オープンで予選落ちするなど、徐々に不安定さが顔をのぞかせる。その大きな原因は、アプローチの不調だった。平均パット数は大きく変わらなかったが、パーオン率は2013年の71.5021%から67.9078%に大きく低下。リカバリー率も61.9134%から60.2210%と下げ、スコアメイクに苦しんだ要因となった。また、2012年には史上最多となる年間11度のイーグルを記録したが、今シーズンは僅かに4つ。爆発力も鳴りを潜めてしまった。
さらに、10月には14歳年上の安福一貴トレーナーとの熱愛が発覚。大きな注目を集めるなど、プレーに集中しづらい状況にもなってしまった。それでも終盤には、大王製紙エリエールレディスオープンで2位タイ、最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでは10位と復調の気配を見せた森田。女王奪還に向けて、来季は復活を期す。