海外女子
注目選手振り返りと展望 ?リディア・コ? Part1
2014年12月20日(土)午後2:23
今シーズン、米女子ツアーに旋風を巻き起こした選手といえばリディア・コ(ニュージーランド)の他にはいないだろう。もちろん、アマチュアながら同ツアーのカナディアン・パシフィック女子オープンを連覇するなど、その実力に疑問を持つ者はおらず、2013年10月に「満を持して」プロ転向を宣言した彼女に期待する人は多かったはずだ。
それでも、今季開幕戦のピュアシルク・バハマLPGAクラシックで7位タイ、2戦目のISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンでは3位タイに入り、その実力をしっかりと証明すると、4月のスインギング・スカートLPGAクラシックでは、最終ホールのバーディでステイシー・ルイス(米)を逆転。この週は自身のバースデーウィークともあって、17歳を祝うプロ初優勝となった。
いとも簡単にプロの壁を越えて見せたコは、同月に発表された米タイム誌の“世界でもっとも影響力のある100人”にゴルフ界から唯一選出。また10代での選出も、後にノーベル平和賞を受賞するパキスタンの人権活動家マララ・ユスフザイさんとコの2人だけと、まさに世界を代表する選手へと成長していった。
この受賞を「発表を聞いてびっくりしました。おごることなく謙虚に受け止めたい」とコメントしたコは、ここからさらに快進撃を見せていくこととなる。