J.スピースがトップタイに浮上!「手中に収めてプレー出来た」
2014年11月30日(日)午前11:54
豪州&ワンアジアツアー共催のエミレーツ・オーストラリアン・オープンは現地時間29日、同地のオーストラリアンGCシドニーを舞台に第3ラウンドの競技を終了。2013年米ツアー新人王ジョーダン・スピース(米)が通算スコアを5アンダーまで伸ばし、グレッグ・チャーマーズ、ブレット・ランフォード(ともに豪)と並びトップに浮上した。
初日トップ発進のスピースが踏ん張りを見せた。アメリカの将来を担うと言われる21歳は、この日「すべてのホールで横風が吹いていた」という難しいコンディションの中、2アンダー69をマーク。最終18番ではエッジからのアプローチショットをベタピンに寄せてバーディを奪うなど「違う色をしていた」という高速グリーンを見事に攻略した。
「今日はタフなラウンドで挑戦だった。(横風の影響で)正確に距離を合わせるのに苦労したね。なんとか上手に踏みとどまったという感じだ」と3日目のラウンドを振り返ったスピース。それでも「私は風があり難しいコースを得意としている。(今日はゲームを)手中に収めてプレー出来た」と最終日に向け、大きな手ごたえをつかんだようだ。
しかし、通算4アンダー4位タイには、世界ランキングNo.3のアダム・スコット(豪)も迫っている。初日こそ出遅れた2009年大会チャンピオンだが、2日目の「66」に続き、この日も3バーディ、1ボギーと安定したラウンドを見せて「69」を記録。ついにトップと1ストローク差の優勝圏内に順位を上げてきた。
一方で、前日2位タイに浮上した昨年覇者ローリー・マキロイ(北アイルランド)は、9番でトリプルボギー、10番でダブルボギーを叩くなど、この悪夢のような2ホールで5つスコアを落として後退。通算1オーバー14位タイまで順位を下げ、一時見えかけた連覇は厳しい状況となってしまった。