S.ルイスが3冠達成! 米国人として21年ぶり賞金女王に輝く
2014年11月28日(金)午後1:43
現地時間23日に幕を閉じたCMEグループ・ツアー選手権をもって、今季の米女子ツアーの全日程が終了。最終戦まで各賞レースは混戦模様だったが、ステイシー・ルイスが米国人としては、1993年のベッツィ・キング以来21年ぶりとなる賞金女王に輝いた。
ルイスは賞金女王の他に、2年ぶり2度目となるプレーヤー・オブ・ザ・イヤー、ベア・トロフィ(平均ストローク/69.53)の計3部門でタイトルを獲得。レース・トゥ・CMEグローブNo.1の座は、最終戦を制したリディア・コ(ニュージーランド)に譲り、100万ドル(約1億1,800万円)のビッグボーナスは逃したものの「この3つのタイトルのために今までやってきた。最終戦の4日間は苦しかったけれど、やり切れて満足している」と本人が話したように、それ以上の価値があるシーズンだったようだ。
29歳のルイスは、5月のノース・テキサスLPGAシュートアウトを皮切りに、6月までに3勝を挙げるなど好調な出だしを見せたシーズンで、一時は世界ランクも含めた“5冠”も視野に入っていたが、アジアシリーズ以降は失速。それでも、ベア・トロフィでは米女子ツアーでは初めて、4選手が70を切るハイレベルな戦いを制し、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーでは2位のインビー・パーク(韓)を5ポイント差でかわすなど、最後まで踏みとどまった。
それでも「メジャータイトルを取りたかった」と今季を振り返り、悔しさをみせたルイス。今年手の届かなかったメジャー大会制覇が新女王の目標だ。