L.コが逆転Vで年間王者に! 上原は60位タイに終わる…
2014年11月24日(月)午前11:49
米女子ツアーに若き年間王者が誕生した。
同ツアーの今季最終戦 CMEグループ・ツアー選手権は現地時間23日、フロリダ州のチバロンGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。三つ巴のプレーオフを制したリディア・コ(ニュージーランド)が、今季3勝目を挙げて年間王者に輝き、150万ドル(約1億8,000万円)のビッグボーナスを獲得した。
今年史上最年少でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したコが、最終日に魅せた。この日は、完全Vを狙ったジュリエッタ・グラナダ(パラグアイ)が伸び悩む中、フェアウェイキープ率100%、パーオン率94%と驚異的なショットのキレを武器に、ベストスコアとなる4アンダー68をマーク。通算10アンダーでグラナダ、カルロタ・シガンダ(スペイン)と並び、勝負はサドンデスに突入した。
まず2ホール目でグラナダが脱落し、コとシガンダの一騎打ちに。勝敗がついたのはプレーオフ4ホール目。ボギーを叩いたシガンダに対し、コは落ち着いてパーをセーブし勝負を決めた。今大会の勝利により、今季新たに採用されたポイントレース『レース・トゥ・CMEグローブ』でもトップに浮上。ルーキーイヤーに新人賞と年間王者という離れ業を達成している。
以下上位陣は、通算8アンダー単独4位にモーガン・プレッセル(米)、通算7アンダー5位タイにミッシェル・ウィー(米)とサンドラ・ガル(独)。4冠が期待されたステイシー・ルイス(米)は、通算4アンダー9位タイに終わり、年間王者こそコに譲ったが、賞金女王、ベア・トロフィ、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの3冠に。特に賞金女王は米国勢として1993年のベッツィ・キング(米)以来の快挙だった。
ディフェンディング・チャンピオンのフォン・シャンシャン(中)は、通算3アンダー12位タイ。一方、前日今大会初のアンダーパーをマークし、最終日のチャージが期待された上原彩子は、6ボギー(1バーディ)を叩くなど5オーバー77と再び崩れ、通算15オーバーで66選手中60位タイに終わった。尚、日本の若きエース候補・野村敏京は、第1ラウンドで無念の棄権を表明している。