不振に喘ぐL.ドナルド、“いい時”を知るコーチとともに新シーズンへ
2014年11月2日(日)午後2:28
近年不振に喘いでいる元世界ランキングNo.1のルーク・ドナルド(英)が、原点に立ち返るためにコーチを変更する決断を下していたことが分かった。米国のゴルフ専門チャンネル「ザ・ゴルフ・チャンネル」のウェブサイトが現地時間1日に伝えている。
同サイトによると、ドナルドはイギリスの『テレグラフ』紙に対し、2013年途中に契約したチャック・クック・コーチとの関係をわずか13か月で解消し、大学時代から16年連れ添っていたパット・ゴス氏を再びコーチとして迎え入れたと明かしたという。
2011年に史上初の欧米両ツアー同時賞金王となったドナルドだが、それ以降調子を落とし、米ツアーでは2012年3月のトランジションズ選手権を最後に優勝から遠ざかっている。そして、今年9月に開催されたプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権とライダーカップの出場を逃したことで、クック氏との決別を決めたようだ。
「チャックとはライダーカップとツアー選手権の出場を逃した後に話をした。2人とも13か月では改善しなかったことに同意し、別の方向へ行くことが賢明だと判断した」とドナルド。また「チャックとは今でも素晴らしい関係だよ」と話し、コーチ変更はあくまで不振からの脱却を図るためだとしている。
尚、ドナルドとゴス氏はすでに2か月前からともに練習を始めており、ドナルドは2014-15シーズン最初の試合として次週のWGC-HSBCチャンピオンズ(現地時間11月6?9日/中国、シャーシャン・インターナショナルGC)に出場する。果たして、世界No.1に君臨していた“いい時”を知るゴス氏とのコンビでかつてのプレーを取り戻すことができるだろうか。