笠、涙の3年ぶり優勝! イ・ボミとのプレーオフを制し「父と母にいい報告ができた」
2015年3月29日(日)午後5:51
(写真提供:Getty Images)
国内女子ツアーのアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIが29日、宮崎県のUMKカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。笠りつ子が、イ・ボミ(韓)とのプレーオフを制して優勝。2012年のヤマハレディースオープン葛城以来となる、ツアー3勝目挙げた。
4人がトップタイから出る混戦となった最終日。笠は5番でバーディを奪い、前半を1アンダーで折り返す。サンデーバックナインでは、10番、12番でスコアを伸ばし、同じく3つスコアを伸ばしたイと通算7アンダーで並び、プレーオフへ突入した。
18番ホールの繰り返しで行われたプレーオフ。1、2ホール目で両者ともにバーディを奪う白熱した展開となるが、3ホール目をパーとしたイに対して、笠はバーディパットを沈めて勝負あり。「二人三脚でがんばってきた父とテレビで見ている母にいい報告ができたかな」と涙を流しながら、3年ぶりの優勝を喜んだ。さらに「今年は1億を稼ぐという夢があるので、それに向かって進んでいく」と抱負を語った27歳。地元・九州で最高の結果を手にした。
次週開催の「ヤマハレディースオープン葛城」は2012年にツアー2勝目を飾った大会で、2013年も6位タイ、昨年は3位タイと笠にとって相性の良い大会でもある。1億円プレーヤーという大きな目標に向かって、二週連続優勝にも期待がかかる。
その他上位は、通算6アンダーの3位タイに茂木宏美とウェイ・ユンジュ(台)。通算5アンダーの5位タイには、原江里菜とジョン・ジェウン(韓)が入った。通算4アンダーの7位タイには、昨季賞金ランク4位の申ジエ(韓)や菊地絵理香、リ・エスド(韓)が並んだ。
一方、プロ初勝利の期待を受けて単独3位からスタートした藤田光里は6番、11番でボギーを叩くと、15番からの3ホールを2ボギー、1ダブルボギーとしてしまい、バーディなしの6オーバー78と失速。柏原明日架らと同じ通算3オーバー42位タイにまで順位を下げてしまい、大会を終えた。
ディフェンディング・チャンピオンの渡邉彩香は、ノーボギーの2アンダー70でラウンド。通算3アンダーとし、成田美寿々、飯島茜らと並び10位タイでフィニッシュ。連覇こそならなかったが、今季初の決勝ラウンド進出となり復調の兆しを掴んだ3日間となった。
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