倉本、76と崩れ「天国と地獄」 国内選手に向け「腕を磨きたければやってみるべき」とチャレンジを促す
2015年5月24日(日)午後1:30
(写真提供:Getty Images)
インディアナ州のフレンチリックを舞台に行われている、米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦のシニアPGA選手権。現地時間23日に第3ラウンドの競技を終えた。単独5位からスタートした倉本昌弘は4オーバー76と大崩れし、通算3オーバー17位タイとなった。
倉本は序盤3ホールで2つスコアを落とすなど、前半を4オーバーでハーフターン。後半は10番など3ホールでバーディとするも、ボギーを3つも叩き、3バーディ、7ボギーと大きくスコアを落としたムービングサタデーとなった。最終日を前にトップとは5打差。初日以来となるアンダーパーでのラウンドに。
ホールアウト後にゴルフネットワークの電話取材に応じた倉本は「今日が一番、状態的には易しい日だった」と振り返ったが「フェアウェイは9回行って良かったが、フェアウェイからグリーンを捉えることが出来ずボギーが多くなった」と今日のプレーを猛省した。最終ラウンドに向けて「60台でまわればトップ10かトップ15には入れると思うので頑張りたい」と気合十分だ。果たして、目標とするトップ10フィニッシュなるだろうか。
また、同コースについて聞かれると「天国と地獄」と表現し「バーディが獲れるか、トリプルボギーになるか。いいスコアになるか悪いスコアになるかで、みんな塀の上を歩いている状態にある」と、いかに難しいコースなのかを語った。
日本プロゴルフ協会会長としては「こんなコースでプレーできるのかと思っても、やってみると意外と慣れてくる。やっぱりやってみないとダメ」と話し「日本でこういうセッティングはできない。日本では日本のゴルフ、腕を磨きたければこっちへ来てやってみるべき」と、国内選手のチャレンジを促した。
一方、20位タイから出た室田淳は出だしの2番でバーディを獲り、1アンダーでハーフターン。しかし、後半は15、16番で3つスコアを落とし、2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73でラウンド通算4オーバー24位タイに後退した。羽川豊は前半で4つスコアを落とすなど、5オーバー77。通算13オーバー70位タイとなっている。
単独トップはディフェンディング・チャンピオンのコリン・モンゴメリー(スコットランド)。ボギー発進となったこの日、前半のうちにイーブンパーに戻すと、後半に2バーディをマーク。3バーディ、1ボギーの2アンダー70と堅実なプレーで、通算5アンダーとし、連覇に王手をかけた。
その他上位には、通算2アンダー単独2位に、8番パー4でイーグルを奪うなど3アンダー69で回った昨季賞金王・ベルンハルト・ランガー(独)。3位タイにはエステバン・トレド(メキシコ)、ブライアン・ヘニンガー(米)ら3人が並んでいる。単独トップ発進のトム・レーマン(米)は、6オーバー78で通算2オーバー13位タイと順位を落としている。
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米シニアメジャー第2戦!今年で76回目を数える歴史ある大会。今年の開催コースは、インディアナ州にある、ピートダイコース at フレンチリック。丘の上に展開する18ホールは、フェアウェーが狭くうねる、ショットメーキングが試される大会になるだろう。
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