米チャンピオンズツアーのディックス・スポーティンググッズ・オープンは現地時間17日、ニューヨーク州のエンジョイGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日同ツアー史上最少スコアをマークしたケビン・サザーランド（米）が崩れる中、4打差5位タイから出たベルンハルト・ランガー（独）が6つスコアを伸ばし、通算16アンダーで早くもシーズン5勝目を挙げた。

　今大会でも終始安定感抜群のプレーを見せたランガーは3日間を通じて一つもボギーを叩かず。「大会を通じてノーボギーで回るのはそう何度も起こることではありません。今週はとても安定したプレーが出来ました」と満足げに振り返った。この1勝で2010年に自信が記録したシーズン5勝に到達。残り試合が8試合あることを考えると記録更新も十分狙えそうだ。

　以下上位は通算15アンダー2位タイにマーク・オメーラ（米）とウッディ・オースティン（米）、通算13アンダー4位タイにはマルコ・ドーソン（米）、オーリン・ブラウン（米）、スティーブ・ローリー（米）が入った。一方、大会2日目の主役サザーランドは前日の『59』から一転、この日は『74』を叩いて大ブレーキ。通算12アンダーまでスコアを落とし、ジョン・クック（米）らと並ぶ7位タイに終わっている。