トップ3対決は元女王I.パークに軍配! 野村は25位タイ
2015年3月8日(日)午後5:11
(写真提供:Getty Images)
現在のロレックスランキング(女子世界ランキング)トップ3が、最終日最終組となることで注目を集めた米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズ(シンガポール、セントーサGC ザ・セラポンC)。現地時間8日に行われた最終ラウンドを制したのは、通算15アンダーまでスコアを伸ばした世界ランクNo.2のインビー・パーク(韓)だった。
パークが通算13アンダーでトップ、2打差の2位タイでリディア・コ(ニュージーランド)、ステイシー・ルイス(米)が追いかける形でスタートしたこの日のラウンド。パークが7番を終えて1アンダーと静かなスタートとなる中、現世界ランクNo.1のコは同ホールまでに3バーディと猛烈な追い上げを見せて、一時2人はトップで並ぶことに。
しかし、ここからコがバタついた(3バーディ、2ボギー)のとは対照的に、パークは11番で2つ目のバーディに成功すると、その後も安定感抜群のプレーでパーを継続。最終18番のウイニングパットは惜しくもショートしたが、タップインでパーをセーブして2015年シーズン最初の米ツアータイトルを完全優勝で飾った。
今大会では72ホール通じて1つもボギーを叩かなかったパーク。前戦のホンダLPGAタイランドから数えれば、90ホール連続でノーボギーとエンジンがかかってきた印象だ。今年はシーズン早々にコに女王の座を譲ったが、これでNo.1を巡る戦いは混迷を極めてきそう。女王奪還を目指す今後のパークから目が離せない。
通算13アンダー単独2位にコ。最終ホールを残してルイスと通算12アンダーで並んでいたが、しっかりバーディを奪って、次点のポジションをゲット。一方、世界ランクNo.3のルイスは、トラブルに見舞われて通算11アンダー単独3位に。最終日を前にトップに立った前戦に続き、またしても優勝とはならなかった。
以下上位陣は、通算10アンダー4位タイにフォン・シャンシャン(中)、リュウ・ソヨン(韓)、アサハラ・ムニョス(スペイン)。2日目のトーナメントリーダー、カルロタ・シガンダ(スペイン)は通算8アンダーで、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、キム・ヒョージュ(韓)らと並ぶ8位タイで大会をあとにした。
また、今大会に日本勢として唯一出場した野村敏京は、最終日を4バーディ、3ボギーでプレーして通算2アンダー。前日の「75」が響いてホンダLPGAタイランドに続く、2週連続のトップ20入りにはあと一歩及ばなかったが、ビートリス・レカリ(スペイン)と共に25位タイで4日間の競技を終えている。
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