初日単独トップの倉本はナイスカムバックでイーブンパー72 単独5位で迎える決勝ラウンドに向けて「トップ10には入りたい」
2015年5月23日(土)午後3:00
(写真提供:Getty Images)
現地時間22日、インディアナ州のピートダイコース at フレンチリックを舞台に第2ラウンドの競技を終了した、米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦の全米プロシニアゴルフ選手権 presented by キッチンエイド。初日に単独首位となった倉本昌弘がイーブンパー72でラウンドし、通算1アンダー単独5位に後退した。
倉本は出だしの4ホールで3つのボギーを喫する。5番で何とかスコアを1つ戻し、前半を2オーバーで折り返す。さらに、後半10番からの4ホールで2バーディを奪取。バックナインでナイスカムバックを見せ、5バーディ、5ボギーのイーブンパーでホールアウト。トップと3打差で決勝ラウンドに向かうこととなった。
さらにゴルフネットワークで連日生中継している今大会、ホールアウト後の電話インタビューに応じた倉本は「とても難しいコースなので練習ラウンドをした感じでは自分には無理だなと感じていたので、(2日目ホールアウト時点で)トップに立っているのは不思議なくらい」と結果に驚きの様子。「日本にいる時と違って会長職の仕事をしなくて良いから、こっちは居心地が良い。でも、今日もこれからPGA of Americaと打合せがある」と多忙なスケジュールな中でのプレーであることも明かした。
そして、“鬼才"ピート・ダイ設計のコースについては「フェアウェイを外すとノーチャンス。グリーンの奥行きが50?60Yあるホールは横幅が15Yくらしかないし、横幅があるホールは奥行きがない。グリーンに乗ってもグリーンを出てしまうので、乗せる場所、止める場所が限られているのが難しい」と難易度の高さを説明した。一方で「自分は技術が発揮出来ないので逃げてばかり。コースが難しいので良いショットや良いプレーを期待していない。だからスコアが良いのかな。ボギーを打っても気にせず、バーディを穫ったら一つプレゼントが来たという感じ。若い頃はガンガンやってたけど、変わりましたね。」と笑い「アンダーパーで回れば優勝の可能性もある。あと2日アンダーパーで回るのは難しいと思うが、トップ10には入りたい」と決勝ラウンドへの意気込みを語った。
その他の日本勢は、2オーバー74でラウンドした室田淳が通算3オーバーの20位タイ、羽川豊は5オーバー77で通算8オーバー66位タイ。2013年覇者の井戸木鴻樹は4オーバー76の通算10オーバーで予選落ちとなった。
単独トップは通算4アンダーのトム・レーマン(米)。ディフェンディング・チャンピオンのコリン・モンゴメリー(スコットランド)は、ブライアン・ヘニンガー(米)と並んで通算3アンダーの2位タイ。単独4位に通算2アンダーのエステバン・トレド(メキシコ)、昨季賞金王のベルンハルト・ランガー(独)は9位タイがつけている。
【動画】初日首位の倉本、16番でバーディ!2日目はナイスカムバックで「72」
【関連リンク】鬼才ピート・ダイ設計の難コースを倉本がただひとり攻略! 選手を待ち構える罠とは?
全米プロシニアゴルフ選手権 presented by キッチンエイドは全ラウンド衛星生中継!
米シニアメジャー第2戦!今年で76回目を数える歴史ある大会。今年の開催コースは、インディアナ州にある、ピートダイコース at フレンチリック。丘の上に展開する18ホールは、フェアウェーが狭くうねる、ショットメーキングが試される大会になるだろう。
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