松山、最終日の猛チャージならず18位タイ「グリーン周りを改善すれば優勝のチャンスも」
2015年6月22日(月)午前11:36
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(写真提供:Getty Images)
現地時間21日、ワシントン州チャンバーズ・ベイを舞台に行われた米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンが最終ラウンドの競技を終えた。19位タイから逆転優勝を狙った松山英樹はイーブンパー70でホールアウト。自身3度目の全米オープンを通算3オーバー18位タイという結果で終えた。
前日の競技後、「(優勝の)チャンスあるかも」と語った松山はこの日、1番パー4の第2打をピン約1メートルにつけてバーディ発進に成功。迎えた3番はパーパットを外してボギーとするも、4番ですぐさまバーディを奪い返す精神力の強さを見せる。しかし、直後の5番でも一つスコアを落とすと、6番パー4で痛恨のダブルボギー。それでも8番のバーディで一つ戻し、前半を1オーバーで折り返した。
勝負を懸けたサンデーバックナインでは、ベタピンに寄せるナイスアプローチから12番でバーディを先行させる。そのままの勢いで猛チャージをかけたいところだったが、15番でこの日3つ目のボギーを叩くと、その後は16番のバーディのみにとどまり、5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーのラウンドとなった。
「ショットは良い感じでプレーできたが、パッティングでフラストレーションが溜まるような一日になって残念」とこの日のプレーを振り返った松山。今大会ベストの「64」をマークしたアダム・スコット(豪)とのラウンドについては「ショットに関しては良い勝負が出来たと思う。ただ、グリーン周りでは差があるなという印象。そこさえ縮められれば優勝のチャンスも見えてくると思う」と前向きにコメント。
また、「大体4日間に1日か、1日ないくらいしか良いショットが打てないので、それを4日間持続できるようにしていきたい」とプレーの改善点について語りつつ「この悔しさを早く晴らしたいし、そのためには相当な努力が必要だと思うので、練習をどんどん重ねていって、次のメジャーに向けて良い状態でプレー出来たらと思う」と今後を見据えている。
通算5アンダーで今大会を制覇したのはジョーダン・スピース(米)。今季マスターズからのメジャー大会2連勝を果たした。1打差の2位タイにはダスティン・ジョンソン(米)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)の2人が並んでいる。
【松山英樹 全米オープン成績】
【全米オープンゴルフ選手権 最終成績】
1位 J.スピース(-5)
2位 D.ジョンソン(-4)
2位 L.ウーストハイゼン(-4)
4位 A.スコット(-3)
4位 C.スミス(-3)
4位 B.グレース(-3)
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