渡邉、5打差逆転でツアー2勝目を地元で飾る 目標の複数回優勝へ「早く2勝目を挙げたい」
2015年4月5日(日)午後4:58
(写真提供:Getty Images)
国内女子ツアーの国内女子ツアーの第5戦、ヤマハレディースオープン葛城が5日、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 山名コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。21歳の渡邉彩香が5アンダー67をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばし、今季初勝利を挙げた。
単独トップから出た藤本麻子が苦戦するのを横目に、5打差の4位タイからスタートした渡邉は、1番こそボギーとしたものの、2番からの5ホールで3つのバーディを奪取。さらに9番でもスコアを伸ばし、前半を2アンダーで折り返す。サンデーバックナインに入っても勢いは衰えず、11番、13番をバーディとすると、最終18番で優勝を決定付けるバーディパットを沈めてガッツポーズ。
「今週はショットが良くて、地元開催っていうこともあったし良い結果が出せた。去年は静岡開催の大会であまり良い成績を残せていなかったので、地元で優勝することができて、成長したかなと思う」と約1年ぶりとなるツアー2勝目に喜びを表した。さらに、意外なことに静岡開催の大会を静岡出身の選手が制するのは初。このことは「知らなかった」ようだが「静岡で開催される大会は他にもたくさんあるので、頑張って盛り上げたいと思う」と今後の地元での戦いにも意欲を燃やした。
今大会の舞台は「県アマや県ジュニアなどが開催されていて、ジュニア時代から回ってる良く知ってるコース」のようで「難しい葛城でこんなにバーディがとれことはなかったので嬉しい」と難しさを知るからこそ、この日の7バーディには大喜び。「今週は中途半端な距離を残ることが多かったので、ずっと練習場では60ヤードから80ヤードの練習をしていました。葛城はグリーンが難しくて、バックスピンとかもあるし、傾斜もきついので1ヤード、2ヤード単位で狙っていかないといけない。だから最終18番の3打目も良いイメージを持って打てた」とコース攻略のカギを明かした。
さらに、普段の3日間とは違う4日間の長丁場だったが「去年も4日間大会の成績はわりと良かったので、4日間大会は好き」と話し、オフにトレーニングを頑張ったことが最後のチャージに繋がったと分析。常々、今年の目標を「複数回優勝」と話している渡邉。「去年もこの時期に勝ってそれ以降は勝てなかったので、先ずは早く二勝目を挙げたい」と視線はすでに次を見据えている。
また、インターネット中継で4日間に渡りラウンド解説を務めたタケ小山プロは「出だしの1番、2番を切り抜けた後の3番Par5では絶対にバーディを穫りたいところ。渡邉、前田、イ・ボミといずれも3番ホールでバーディを奪った。振り返ってみれば、3番でバーディを穫った選手しか優勝争いに残っていない」とキーホールは3番だったと話した。
通算5アンダーの2位タイはイ・ボミ(韓)と前田陽子。イ・ボミは、一時トップに並んだものの15番パー5で痛恨のボギー。17番でバーディを奪い返したものの、一歩及ばなかった。初日から3日目まで首位を守り続けてきた藤本は4オーバー76と崩れ、通算3アンダーの単独4位で大会を終えている。
ディフェンディング・チャンピオンで昨季賞金女王のアン・ソンジュ(韓)が、通算イーブンパーで全美貞(韓)、三塚優子らと並び5位タイ。通算1オーバーの11位タイには、前週優勝の笠りつ子と木戸愛が入っている。2007年賞金女王の上田桃子は1つスコアを落とし、通算3オーバー18位タイ。7位タイから出たアマチュアの勝みなみ(鹿児島高2年)は6オーバー78と崩れ、通算6オーバー33位タイに沈んだ。
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