藍、8ボギーの大苦戦で58位タイに 日本人最上位は上原
2015年4月5日(日)午前10:54
米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションは現地時間4日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。4人が決勝ラウンドに進出した日本勢は上位進出が期待されたが、スコアを伸ばすことができなかった。
3日目を終えて日本人最上位に立ったのは、通算1オーバー36位タイの上原彩子。出だしの1番でいきなりボギーとするなど前半は1オーバーで折り返すも、バックナインの11番と最終18番でバーディを奪い、3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でホールアウト。「後半になって風が出てきて判断が難しかった」と振り返りながらも「その中で、イーブンパーにまとめられたのは良かった」と話した。今大会はホステスプロとしての重責もあったようで「予選を通過出来て良かった」と胸を撫で下ろした上原は「最終日も頑張りたい」と意気込んだ。
42位タイからスタートした横峯さくらは、出だしの7ホールで3つスコアを落とすと、バックナインでは2バーディ、2ボギーと巻き返せず。3バーディ、5ボギーで2オーバー74のラウンドとなり、通算3オーバーで53位タイに後退。「せめてイーブンパーには戻したかった」と悔しがったが「今日は大変な一日というか、あまりいいプレーが出来なかった」と反省。しかし「明日もあるので挽回できるように頑張りたい」と気持ちを切り替え、最終日の猛チャージを狙う。
一方、宮里美香は2バーディ、3ボギーで1オーバー73で回り、通算4オーバーで58位タイ。3日連続でオーバーパーのラウンドとなったが「最終日はスコアが動くと思う。次のメジャーに向けても、いいきっかけをつかみたい」となんとかアンダーパーで回りたいところだ。
また、宮里藍は4番から4連続ボギーを喫するなど、8つのボギーを叩き(2バーディ)、6オーバー78と大崩れ。美香と同じ58位タイに後退し「やることがすべて裏目に出た」と苦しい1日を振り返った。「良いパットはできているが、グリーンの状態に左右された」と、午後になって固くなったグリーンが苦戦の要因と分析。しかし、最終日は午前中のスタートのため「グリーンも柔らかいので、多少アグレッシブにプレーできるはず。1つでも伸ばしたい」と巻き返しを誓った。
優勝争いは、単独首位から出たキム・セイヨン(韓)が通算10アンダーまで伸ばしてリーダーボードのトップをキープ。メジャー初勝利に大きく近づいた。3打差の単独2位にステイシー・ルイス(米)がつけている。
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