米女子ツアーがポイントレース採用 勝者に1億円ボーナス支給
2014年1月10日(金)午前11:10
今年から米女子ツアーでもポイント制の新システムが採用され、勝者に100万ドル(約1億400万円)のビッグなボーナスが支給されることがわかった。
米男子ツアーではフェデックスカップのポイントランク1位、つまり年間王者に輝いた選手が1,000万ドル(約10億4,000万円)のボーナスを獲得するシステムが確立されているが、LPGAもそれに似た『レース・トゥ・CMEグローブ』を採用することが現地時間8日、明らかに。年間を通じて成績に応じたポイントが振り分けられ、優勝者には100万ドルのボーナスが与えられる。
同ツアーは今月23日からピュアシルク・バハマLPGAクラシック(バハマ、オーシャンクラブGC)で2014年シーズンが幕を開けるが、そこから最終戦の1つ前ロレーナ・オチョア招待(11月13?16日/メキシコ)までの各試合で優勝者は500ポイントを獲得。メジャー大会はポイントが25%アップの625ポイントとなり、予選を通過した選手には成績に応じたポイントが加算される。
そして最終戦のCMEグループ・ツアー選手権でいよいよ年間女王が決定する。同大会にはレース・トゥ・CMEグローブのポイントランク上位72名とツアー優勝者を加えた面々が出場。チャンスを広げるため、最終戦前にいったん獲得ポイントが順位に応じてリセットされるがその詳細はまだわかっていない。
いずれにせよ通常の賞金とは別に100万ドルのボーナスが支給されるとなれば選手たちの目の色が変わるのは必至。ここ数年不況の波をかぶり冷え込んでいたLPGAツアー市場だが今季は昨年比3試合増の32試合を開催するなど追い風が吹いている。新システムの採用はダブル宮里(藍、美香)をはじめ、有村智恵、上原彩子、野村敏京の常連組にとってまたひとつやる気に火をつけるニュースと言えそうだ。