上原、「66」で8位タイ浮上! 野村14位タイ、宮里は低迷
2014年10月31日(金)午後5:52
米女子ツアー、アジアシリーズ第5戦のフボンLPGA台湾選手権は、現地時間31日に台湾のミラマーGCで第2ラウンドを行い、21位タイで出た上原彩子がノーボギーの6アンダー66をマークし通算8アンダーで8位タイに浮上した。3位タイスタートの野村敏京は、1アンダー71で回り通算7アンダー14位タイ、宮里藍は3オーバー75と崩れ、通算4オーバー72位タイに後退している。
この日の上原は、4番、5番を連続バーディとすると、7番、8番でもバーディ。折り返した後も安定したプレーを続け11番、17番でバーディを奪いホールアウトした。終わってみれば6バーディ、ノーボギーと会心のゴルフで6アンダー66をマーク。トップとは10打差ながらベスト10内をキープし、3日目を迎えることになった。
好調の要因はティーショット。初日も14ホール中12ホールでフェアウェイをキープしたが、この日はフェアウェイを外したのが一度だけ。飛距離不足を抜群の安定感で補い、強豪が揃うフィールドの中で、上位につけた。
ここまで日本勢を牽引してきた野村は、4つのバーディを奪ったが8番のダブルボギーがスコアメイクに響いた。多くの選手が好スコアを連発する中で、アンダーパーとはいえ1アンダー71は少々物足りない。上原とは対照的にフェアウェイキープ50%とティーショットが安定していないだけに、3日目はティーショットを修正して爆発的なスコアを出したいところだ。
また、この大会がアジアシリーズ初登場となった宮里は、ボギーが先行し苦しいラウンドとなった。この日は、2バーディ、5ボギーの3オーバー75。ショット、パットともに精彩を欠き、通算4オーバー72位タイと下位にはスポット参戦している地元台湾勢4人しかいない厳しい2日目となった。
単独トップは8番パー4でイーグルを奪うなど10アンダー62と爆発したインビー・パーク(韓)で通算18アンダー。単独2位には3打差でフォン・シャンシャン(中)が追う展開となっている。ステイシー・ルイス(米)は、通算9アンダーで単独7位。