藍、13位タイ後退も「我慢が必要」 日本勢は4人が決勝ラウンドへ
2015年4月4日(土)午後0:32
米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションは現地時間3日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。日本勢は宮里藍、横峯さくら、宮里美香、上原彩子の4選手が決勝ラウンド進出となった。
初日をトップと1打差の単独2位と絶好のスタートを切った藍だったが、この日は1番でティーショットを左に曲げてボギーとするなど苦戦。4番、7番でもスコアを落とし、前半を2オーバーで折り返す。「ショットのタイミングをつかむまで14ホールぐらいかかった」と話した後半は全てパーにまとめたものの、1バーディ、3ボギーの2オーバー74。通算2アンダー13位タイに順位を下げ「グリーンの読みが難しいので、思った通りのパットは打てているが我慢が必要」とこの日のラウンドを分析。決勝ラウンドに向けては「スコアを伸ばすというよりも、我慢をしてチャンスが来たらバーディが獲れる、メリハリのあるゴルフがしたい」と抱負を述べた。
一方、39位タイからスタートした横峯は、フロントナインで2つのバーディを奪い、2アンダーでハーフターン。後半もスコアを伸ばしていくかと思われたが、11番パー5でボギーを喫すると、16番ではバンカーからの2打目を右サイドのラフに入れてしまい再びボギー。結局2バーディ、2ボギーのイーブンパー72で通算1オーバーとスコアを伸ばせず、上原(1オーバー73)と並び42位タイに後退している。
2オーバー74の51位タイから巻き返しを狙った美香は、出だしの1番をバーディとする幸先の良いスタートを切ると、8番からの4ホールで3つのバーディを奪うなど、一時通算1アンダーまでスコアを伸ばす。しかし、14番パー3で痛恨のダブルボギーを叩くと、その後も2つスコアを落とし、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73。通算3オーバー63位タイで辛くも予選通過は果たしたが、前日に続くショートホールでのダブルボギーに「スコアに影響が出てしまった」と反省した。それでも「アイアンの調子は良い」と話し、残り2日間での上位進出はなるだろうか?
また、初日に4オーバー76と出遅れた野村敏京は、3オーバー75と再び崩れ、通算7オーバー99位タイ。36ホールでバーディが1つも獲れず「辛かった」と一言。「今週は出来なかったことが多かった。それを修正しながら次の試合からも頑張りたい」と無念の予選落ちとなった。
2日目を終えて単独トップは7アンダー65をマークしたキム・セイヨン(韓)。トップと2打差の単独2位にモーガン・プレッセル(米)がつけている。