韓国の19歳ペク・キュユンが初勝利 野村46位タイ
2014年10月19日(日)午後5:10
米女子ツアーのアジアシリーズ第3戦 LPGA KEBハナバンク選手権は現地時間19日、韓国のスカイ72GC オーシャンCを舞台に最終ラウンドを行い、トップタイで出たペク・キュユン(韓)が通算10アンダーでチュン・インジー(韓)、ブリタニー・リンシコム(米)と並びプレーオフに突入。1ホール目でバーディを奪い、ツアー初勝利を飾った。
3年連続のプレーオフとなった混戦を制したのは19歳の新鋭ペクだった。18番パー5で行われたプレーオフの1ホール目。格上のリンシコムが3打目をピンそば約1.5メートルにつけると、チュンが池に落とした後で、ペクのサードショットはリンシコムの内側につけるスーパーショット。リンシコムがバーディパットを外すと、ペクは入れれば優勝というパットをしっかりと沈め勝負を決めた。
スポット参戦とは思えない自信みなぎるゴルフだった。前半をイーブンで折り返すと、後半は11番から5連続バーディを奪取。この時点でトップだったチュンをとらえた。この日は6バーディ、1ボギーの5アンダー67と安定した内容。ショット、パットともに冴え、勝利を手繰り寄せた。
これでペクは来季の米ツアー出場権を獲得。今季は韓国女子ツアーのルーキーとしてプレーしているが、来年は最高峰の舞台でその実力を披露してくれそうだ。
日本から唯一出場している野村敏京は、1バーディ、1ボギーで3日連続となるイーブンパー72。通算3オーバー46位タイに順位を落とし、4日間の競技を終えた。この日はフェアウェイを14回中12回捉え、平均飛距離も259.5ヤードとティーショットが好調だったが、スコアメイクに苦戦。次戦の新規大会ブルー・ベイLPGA(23?26日/中国、ジャン・レイク・ブルー・ベイGC)では会心のゴルフで上位を目指したい。
その他上位はインビー・パーク(韓)が通算9アンダーで単独4位。初日59位タイだったミッシェル・ウィー(米)が2日連続となる5アンダー67をマークし、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)と並ぶ通算8アンダー5位タイでフィニッシュしている。