上原、会心の「63」で2位タイ浮上! 野村は23位タイ
2014年10月10日(金)午後5:10
米国女子ツアーのアジアシリーズ第2戦 サイム・ダービーLPGAマレーシアは、マレーシアのクアラルンプールG&CCで第2ラウンドを行い、日本の上原彩子が8アンダー63の会心のゴルフを披露し通算9アンダーで2位タイに浮上した。トップはリュウ・ソヨン(韓)で通算11アンダー。野村敏京は通算4アンダーで23位タイにつけている。
各選手がスコアを伸ばす中、上原が最高のゴルフを見せた。この日は1番で幸先良くバーディを奪うと5番から3連続バーディを奪取。9番もバーディとし前半を5アンダーで折り返した。後半に入っても勢いは衰えず、13番、16番、そして最終18番もバーディとし、結局、8バーディ、ノーボギーの完璧な内容で2位タイまでジャンプアップした。
14回中12回のフェアウェイキープ、パーオンも14回とショットが好調だったが、この日は24パットとグリーン上でのプレーが光り大きく躍進した。それでも「みんな爆発的なスコアを出すので、あと2日間、私も負けずに良いスコアを出して行きたい」。明日は順位が目まぐるしく変わるムービングデーの第3ラウンドを迎える。ベストスコアをマークし一気に優勝戦線に浮上したが、気を引き締めていた。
一方、野村は2番でダブルボギーを叩いたものの、3つのバーディを奪い1アンダー70でラウンド。「アンダーパーで終わって良かった。明日はミスをしないようにしたい」と厳しい表情で語ったが、通算4アンダー23位タイと上位を狙える位置をキープした。
上原をはじめ各選手がスコアを伸ばす中、低迷したのが世界ランクNo.1のステイシー・ルイス(米)だった。トップでスタートしたが、前半を1オーバーで折り返すと、後半に入ってもエンジンがかからず13番でバーディを奪っただけ。この日は4バーディ、4ボギーのイーブンパー71で通算6アンダー11位タイまで後退した。
上原と同じ2位タイに7アンダー64を記録したジョディ・エワート(英)、リディア・コ(ニュージーランド)、池恩熹(韓)が入り通算9アンダー。通算8アンダー6位タイにはフォン・シャンシャン(中)ら3人が続く展開となっている。