F.カプルス混戦抜け出し逆転V! 井戸木は32位タイ
2014年3月17日(月)午前11:22
まれに見る混戦を抜け出しフレッド・カプルス(米)が土壇場で劇的な逆転優勝をものにした。
米チャンピオンズツアーの東芝クラシックは現地時間16日、カリフォルニア州のニューポートビーチCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日4位タイからスタートしたカプルスが上がり4ホールで3バーディを奪い5アンダー66をマーク。通算15アンダーまでスコアを伸ばし節目の同ツアー通算10勝目を達成した。
初日から首位を走った本命のベルンハルト・ランガー(独)が珍しく前半スコアを落とし混戦に拍車がかかる中、先手を取ったのがシニア初優勝を狙ったコリン・モンゴメリー(スコットランド)。ノーボギーの9アンダー62の猛チャージで通算14アンダーまでスコアを伸ばして前日の31位タイから一気にトップタイに浮上し、ひと足先にホールアウトして後続を待つことに。この14アンダーをにらむ攻防が続き一時は大勢でのプレーオフにもつれ込むかと思われた矢先、カプルスが上がり2ホール連続バーディで頭ひとつ抜け出し栄冠に輝いた。
目下、賞金ランク&チャールズ・シュワブカップのポイントランクともに1位のランガーはパー5の最終18番でバーディならカプルスとの一騎打ちになるところだったが1打及ばず、モンゴメリー、スティーブ・ペイト(米)と並び2位タイで終戦した。
通算13アンダー5位タイに前日2位タイのケニー・ペリー(米)の他、マイケル・アレン(米)、マーク・オメーラ(米)らが入っている。
一方、日本勢唯一出場の井戸木鴻樹はラストスパートならず。バーディを4つ奪いながら同じ数だけボギーを叩きイーブンパー71止まり。通算7アンダーで前日の16位タイから32位タイに後退し3日間の競技を終え、初日の好スタート(10位タイ)を生かすことが出来なかった。