上原&藍、後退も日本勢8人予選突破! 佐伯36人抜き
2014年7月12日(土)午前8:39
初日単独首位発進の上原彩子とトップ10スタートの宮里藍は順位を下げたものの、なでしこたちが忍耐強いプレーで続々決勝ラウンド進出を決めている。
米女子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第38回 全英リコー女子オープンは現地時間11日、イングランドの名門ロイヤル・バークデイルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。上原はトリッキーな風にショットの精度を欠き、3バーディを奪ったもののボギー5つ、ダブルボギー1つ、トリプルボギー1つを叩いて7オーバー79の乱調。前日(68)より11ストローク悪いスコアで通算3オーバーとし、27位タイに後退した。
一方、藍は我慢のゴルフ。シーズン当初から「悩んでいる」パッティング復調のため、試合前は(パットの)練習量を2倍に増やし今大会に挑んでいるが、この日はややグリーン上で精彩を欠いた。それでも1ボギーのみの1オーバー73にスコアをまとめ、通算1オーバーは日本勢最高の16位タイで予選をクリアした。単独トップに浮上したツアー未勝利のモ・マーティン(米)が通算6アンダーで後続に3打差をつけ飛ばしているが、現時点での7打差はまだまだ射程圏内。悲願のメジャー初制覇に望みをつないでいる。
その他、初日63位タイと出遅れた佐伯三貴が好調なパットで7バーディ(3ボギー、1トリプルボギー)を奪い1アンダー71をマーク。通算3オーバーまでスコアを戻し、上原、原江里菜とともに27位タイに浮上。週末次第では昨年(トップ10入り)の再現も可能なポジションをキープした。
ルーキーの野村敏京と渡邉彩香が通算4オーバー34位タイ、宮里美香と森田理香子が通算6オーバー60位タイと滑り込みで予選通過を果たしたが、大山志保(通算7オーバー)、成田美寿々(通算12オーバー)、比嘉真美子(通算14オーバー)の面々は予選で姿を消すことになった。
上位は2日連続69の好スコアで単独トップに立つモと3打差の2位タイにリュウ・ソヨン(韓)とベアトリス・リカーイ(スペイン)の2人。通算2アンダー4位タイに日本の賞金女王候補アン・ソンジュ(韓)がつけている。
ビッグネームではインビー・パーク(韓)、フォン・シャンシャン(中)、ジェシカ・コルダ(米)、モーガン・プレッセル(米)らが通算イーブンパー10位タイにつけたが、世界ランク1位のステイシー・ルイス(米)はスコアを2つ落とし、通算1オーバー16位タイに後退。リディア・コ(ニュージーランド)は通算4オーバー34位タイ。
メジャー連勝を目指したミッシェル・ウィー(米)は、6オーバー78の大叩きで通算9オーバー。カットラインに3打及ばず、まさかの予選落ちに終わっている。
≪全英リコー女子オープンゴルフ選手権放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/RWBO2014/