前田陽子が涙の初優勝! さくらの10億突破はお預けに
2014年11月16日(日)午後6:35
国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメントは16日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を行い、通算9アンダーで並んだ前田陽子と大城さつきがプレーオフに突入。2ホール目で大城がボギーを叩いたのに対し、パーセーブに成功した前田が涙のツアー初優勝を飾った。
この日1打差3位タイから出た前田は、出だしの1番で幸先良くバーディ。その後も6番、8番と順調にスコアを伸ばし3アンダーで折り返す。この調子でバーディ攻勢といきたいところだったが、後半は一転我慢のゴルフが続くと最終18番でボギー。逆にバックナインでスコアを4つ伸ばした大城に並ばれ勝負はサドンデスにもつれ込んだ。
18番で繰り返し行われた1ホール目は互いにパー。続く2ホール目、前田は先にパーでホールアウトし大城の結果を待つ。するとここで大城が痛恨の3パットでボギーを叩いて勝負あり。2008年にプロテスト合格、今シーズンはQTランキング12位でツアーに参戦していた前田が、プロ6年目で初の栄冠に輝いた。
以下上位は通算8アンダー単独3位に上田桃子。一方、6年ぶりVに向け最終日をトップタイでスタートした原江里菜は、終盤までその位置をキープしたものの16番からの上がり3ホールで連続ボギーを叩いて万事休す。鈴木愛、渡邉彩香らと並ぶ通算7アンダー4位タイに終わり久々の優勝とはならなかった。
単独9位以内で生涯獲得賞金10億円超だった横峯さくらは、最終日に4アンダー68と追い上げたものの初日、2日目の出遅れが響き通算4アンダー21位タイ。今大会でのマイルストーン樹立とはならなかった。また、米ツアーから参戦した宮里美香は通算1オーバーで、予選通過54選手中45位タイに終わっている。