C.キムが5打差独走態勢に! P.クリーマー「76」で後退…
2014年11月16日(日)午前9:49
米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待は現地時間15日、メキシコのクラブ・デ・ゴルフ・メキシコを舞台に第3ラウンドの競技を終了。クリスティーナ・キム(米)がひとり3日連続の60台(65-69-68)を並べて通算14アンダーとし、5ストロークの大差をつけて9年ぶりの優勝に王手をかけた。
久しぶりの優勝に向けキムが奮闘を続けている。トップから出たこの日は前半を2アンダーで折り返すと、後半は3バーディ、ノーボギーにまとめて4アンダー68をマーク。ポーラ・クリーマー(米)など上位陣に取りこぼしが続く中、順調にスコアを伸ばし後続との差を一気に広げてみせた。
デビュー翌年の2004年に早速優勝、続く05年に2勝目を達成するなど順調に見えたキムのゴルフ人生に異変が起きたのは今から4年前。急に言いようのない焦燥感に襲われ、後年「うつ病だった」と告白した。以降、病と闘いながらそれでもゴルフを捨てなかったキムに訪れた久しぶりのチャンス。待望のツアー3勝目を挙げ、笑顔をはじけさせる彼女が見たい。
以下上位は、通算9アンダー単独2位にフォン・シャンシャン(中)、通算8アンダー3位タイにリュウ・ソヨン(韓)、アザハラ・ムニョス(スペイン)らが続く展開。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)が通算7アンダー単独6位に浮上した一方で、前日トップと1打差に迫ったクリーマーは「76」を叩き通算5アンダー8位タイに後退した。
ディフェンディング・チャンピオンのレクシー・トンプソン(米)は通算4アンダー10位タイ。また、現在賞金ランキング、レース・トゥ・CMEグローブ、平均ストローク、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(POY)の4部門でトップに立つステイシー・ルイス(米)は、通算イーブンパーで出場36選手中20位タイと足踏みが続いている。