タイガー・ウッズ（米）が米国時間26日発表の最新世界ランキングで約2年5か月ぶりに王座を奪還した。

　悪天候のため月曜日までもつれこんだ米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待で今季3勝目を飾ったタイガーは、昨季の全米プロゴルフ選手権優勝以来No.1の座をキープしていたローリー・マキロイ（北アイルランド）を抜いて2位から1位へと躍進。2010年10月にNo.2に転落して以来、苦労を重ねてようやく“定位置”に戻ってきた。

　タイガーと2打差ながら同大会単独2位に食い込んだジャスティン・ローズ（英）は、5位から自己最高位の3位へと浮上。ローズの台頭により、ルーク・ドナルド（英）が3位から4位に、ブラント・スネデカー（米）が4位から5位にそれぞれ後退している。

　また、欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンで優勝した23歳の新鋭キラデク・アフィバーンラト（タイ）が、170位から85位へと大きく順位を上げた。

　日本勢では、現在マスターズへ向けミニツアーで調整中の藤田寛之が51位をキープしたが、アーノルド・パーマー招待で65位タイに終わった石川遼は99位から104位に転落している。