メジャー2勝のマーク・オメーラ（米）が、欧州ツアーでつかみかけた手応えを主戦場で発揮しようと燃えている。

　現地時間8日、米チャンピオンズツアー今季第2戦にしてフルフィールド初戦でもあるアリアンツ選手権（フロリダ州、オールドC at ブロークン・サウンド）が幕を開ける。同ツアー開幕戦に出場できなかった今季のオメーラにとってはこれが第1戦となる。

　だが、シーズン初戦というわけではない。オメーラは先週、欧州ツアーの中東シリーズ最終戦、オメガ・ドバイ・デザート・クラシックに出場。若い選手たちに混ざってプレーし、初日に5アンダー67をマークした。首位には5打差ながら12位タイと好発進を切り、タイガー・ウッズ（米）の兄貴分として活躍し、メジャーを制した頃の面影をのぞかせた。

　ドバイでは、2日目に2オーバー74を叩いて失速。結局59位タイという成績に終わっているが、往年の手応えを思い出したにちがいない。56歳になったばかりで、老け込むにはまだ早い。世界中の猛者が集まった欧州での復活気配をきっかけに、今年のチャンピオンズツアーで大暴れを目論んでいる。

　そのほか、開幕戦優勝のジョン・クック（米）やトム・レーマン（米）、ベルンハルト・ランガー（独）、ジェイ・ハース（米）らの実力者たちもこぞって参戦。いよいよシーズンが本格的に始動する。