米チャンピオンズツアーのシーズン開幕戦でデビッド・フロスト（南ア）がツアー4勝目に王手をかけた。

　過去5年間の同ツアーのメジャー優勝者と過去2年間のツアー競技優勝者のみが出場を許される三菱エレクトリック チャンピオンシップ at フアラライ（ハワイ、フアラライGC）は現地時間19日、第2ラウンドの競技を終了。この日単独トップからスタートしたフロストがノーボギーの7アンダー65の快調なゴルフで2日連続『65』をマーク。通算14アンダーまでスコアを伸ばし、2位のジョン・クック（米）に2打差をつけ首位の座をキープした。

　通算10アンダー単独3位にカーク・トリプレット（米）がつけ、通算9アンダー4位タイにフレッド・カプルス（米）とトム・カイト（米）の2人。さらに昨季の賞金王ベルンハルト・ランガー（独）が4アンダー68で回り通算8アンダーとし初日の11位タイから6位タイに浮上した。

　次期ライダーカップキャプテン就任が決まっているトム・ワトソン（米）は3バーディ、2ボギー、1トリプルボギーの2オーバー74とスコアを崩し通算1アンダー24位タイに順位を下げた。

　普段は午前中より午後の方が風が強いフアラライGCだが、この日は午後になって風が収まり最終組を回ったフロストにとっては優位なコンディションとなった。天候も味方につけたフロストがシーズン初戦を白星で飾れるか注目だ。