M.カイマー単独トップ浮上 スランプ脱出の狼煙?!
2012年12月2日(日)午前10:27
オフシーズンを彩る元祖高額トーナメント、ネッドバンク・ゴルフ・チャレンジ(南ア、ゲイリー・プレイヤーCC)でマーティン・カイマー(独)が復活の狼煙を上げた。
現地時間1日に行われた第3ラウンド。相変わらずの難コンディションに上位陣のスコアが伸び悩む中、2アンダー70にスコアをまとめたカイマーが通算5アンダーで単独トップに浮上した。1打差の単独2位にルイス・ウーストハウゼン(南ア)、2打差の単独3位にチャール・シュワーツェル(南ア)がつけ、地元勢がカイマーを追いかける展開だが、前日のトーナメントリーダー、ポール・ローリー(スコットランド)はスコアを3つ落とし、通算1アンダー単独6位に後退した。
世界ランク1位を経験したことのあるカイマーだが今季は長いスランプのトンネルの中にいた。「フェードが持ち球だったけれど、ドローも打てるようになりたいとスウィング改造に取り組んだ。それが上手くいかず、最近またフェードに戻すことにした」と言うカイマー。来季は主戦場をヨーロッパからアメリカに移すことを決めており、それに先駆け今大会に勝って復活をアピールしたいところだ。
とはいえ出場12人中6人がカイマーと4打差以内にひしめいている。3連覇を狙うリー・ウェストウッド(英)はビル・ハース(米)と並び通算2アンダー4位タイとまだまだ逆転可能なポジションをキープしている。果たしてビッグな優勝賞金125万ドル(約1億円)を手にするのは誰だ?