タイガー・ウッズ（米）が現在世界ランクNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）の用具契約先変更について“一大事だ”と語った。

　マキロイはこれまで契約していたタイトリストとの契約を年内いっぱいで終了することをすでに表明。新しい契約先として噂されているのがタイガーの契約先であるナイキだ。ナイキはタイガーのプロ入りと前後してゴルフ界に“乱入”。タイガーはナイキと契約を結び、ナイキのクラブが出来上がるのを待って、使用クラブをタイトリストからナイキに移行したという事情もある。

　このことについてタイガーは、「用具を変えるということは一大事だ。シャフト、クラブヘッド、さらにはボールの情報を正確に読み取っていく過程は楽ではない」と、契約先については触れなかったものの、ゴルファーにとって大きな挑戦になるとコメントした。

　さらに新しいクラブにアジャストするまでどれくらい時間がかかるかと質問されたタイガーは、「1年かかることもあれば、数週間でいいこともある。この（ナイキの）クラブが僕の優勝の助けになったかって？　クラブが（そのまま）バッグに入っていれば答えはイエスだし、入っていなければノーだよ」と、シンプルに答えた。2000年にボールを変えたときには、全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権の3つのメジャーを含む9勝を挙げている男の口にすることだけに、これがマキロイにもあてはまるかどうかは微妙なところではあるが…。