地元優勝に歓喜したA.スコット、次は悲願のメジャー優勝だ!
2012年11月20日(火)午前11:51
アダム・スコット(豪)が地元豪州で開催されたタリスカー・マスターズで優勝し、7月の全英オープン最終日での大逆転負けの屈辱を払拭した。
全英では4打差単独首位で最終日を迎え順調にプレーしていたが、15番からまさかの4連続ボギーで自滅。クラレットジャグ(トロフィー)を目の前でアーニー・エルス(南ア)にさらわれ、初のメジャータイトルを逃してしまった。
だが、スコットはこの敗戦を冷静に受け止めた。しばらく経ってからこのことについて尋ねられると、「ショックは受けたけど怒ったりはしなかった。むしろ、メジャーの舞台でいいプレーができたことがうれしかった。(逆転負けから)学ぶことも多かったしね」と言い切っているほどだ。
先週行われたタリスカー・マスターズではイアン・ポルター(英)に1打差2位で迎えた最終日の前半で5つのバーディーを奪取。逆転で優勝者に与えられる“ゴールドジャケット”を手に入れた。
「長い時間がかかった。でも、子供のころからあこがれていたゴールドジャケットとこのトロフィーをもらえてとてもうれしい」と笑顔を弾けさせたスコット。世界ランキング5位にいるため意外な気もするが、実は優勝となると2011年WGC-ブリヂストン招待以来15か月ぶり。「この優勝は次のシーズンに向けて僕に自信を与えてくれた。来年のマスターズにつながればうれしい」と次のメジャーでの勝利を誓っていた。
なお同大会には、2010年全米オープン優勝者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)も出場しており、8位タイで大会を終えている。